2011年からF1のタイヤサプライヤーになったピレリのモータースポーツ責任者ポール・ヘンベリーは、F1の雨用タイヤ使用に関するルールの変更を求めている。
トルコGPでは、週末の間雨が続く可能性もあると予想されたため、1回目のフリー走行で雨が降った際、マクラーレンはほとんど走行しなかった。これは、週末の間に使用できる雨用タイヤの数が制限されており、フリー走行で多くの雨用タイヤを使用した場合、決勝が雨になるとタイヤが足りなくなる可能性もあったためだ。
こういった状況を受け、ヘンベリーは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』へ次のように語った。
「ルールがあることはわかっている。しかし、この件については、必要以上に厳しくならなくてもいいはずだ」
「もし、3日間ずっと雨が降るようなことになれば厳しいだろう。チームもFIA(国際自動車連盟/F1統括団体)もルール変更に賛成するはずだ」
「タイヤが残っていないせいで、ドライバーがレースからリタイアしなければならないとしたら、F1がかなりバカらしく見えるだろうね」