ヒスパニア・レーシングのビタントニオ・リウッツィは、21番手からスペインGPをスタートしたものの、ギアボックスのトラブルでリタイアした。
ビタントニオ・リウッツィ
「前戦のように、最高なスタートを決めて、1コーナーまでにかなりのクルマを抜いていた。すべて順調だったよ。クルマのバランスは良かったし、ヴァージンの2台の前を走り、1回目のピットストップまでは差を広げていたんだ。前戦から予想していたとおり、進化したことを証明できたね」
「1回目のピットストップ後は、2セット目のタイヤで予選のようにリアのグリップを失ってしまった。それに、シフトアップの問題も感じ始めていたんだけど、それがどんどん悪化して、止まらざるを得なくなった。これから調査する必要があるから、まだ何が原因だったのかは分からない」
「この問題がなければ、1回目のピットストップ後はペースが良くなっていたかもしれないし、最後までヴァージン勢と戦えただろうから残念だよ」
「ナレイン(カーティケヤン/チームメート)が完走したのは前向きなことだよ。これで、データを得られたからね。でも、そろそろただ完走するのではなく、レースを戦うことを考え始めないといけない。僕たちは進化しているんだし、ヴァージンの前に出ないといけないからね」