ザウバー、「全速力」の開発でメルセデスGPに挑む

2011年05月31日(火)

ザウバーは今年、より高い位置を目指しており、今後も全力でクルマの開発を進めていくという。

昨年は苦戦の続いたザウバーだが、今季は開幕戦こそ技術違反で失格処分を受けたものの、その後は全戦で小林可夢偉が入賞してポイントを獲得。チームメートであるルーキーのセルジオ・ペレスも、第5戦スペインGPでF1での初ポイントを獲得した。

現在、チーム部門のランキングでは、レッドブル、マクラーレン、フェラーリが抜きんでているが、ザウバーはロータス・ルノーGP、メルセデスGPに次ぐ6位。メルセデスGPとのポイント差は19ポイントになっている。

ザウバーが本拠地を置くスイスの『Blick(ブリック)』紙は、同チームのマネジングディレクターであるモニシャ・カルテンボーンへ、さらなる高みを目指しているのか質問した。これに対しカルテンボーンは、「私たちは地に足をつけています」と答えた。

しかし、『Blick(ブリック)』は、今シーズン残りの戦いに向けたザウバーの「秘密計画」をつかんだと報道。同紙によると、今後はすべてのリソースを2011年型車C30の開発に集中させ、開発のため新しい人材を獲得する可能性もあるという。

『Blick(ブリック)』の記者ロジャー・ブノワは、「全速力だ」とザウバーの開発を表現している。

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