2011年F1第7戦カナダGP予選が、6月11日(土)の現地時間13時(日本時間26時)から、ジル・ビルヌーブ・サーキット(1周/4.361km)で行われ、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がポールポジションを獲得。小林可夢偉(ザウバー)は、13番手だった。
セッション開始時の天候は曇り、気温22℃、路面温度は25℃。予選Q1は20分間で戦われ、18番手から24番手のドライバーがここで予選を終える。セッション前半には、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップに立っていたものの、セッション中盤にフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がトップタイムを記録した。
また、下位では、ジェローム・ダンブロシオ(ヴァージン)が、決勝出場に必要なトップから107%以内のタイムを記録できなかった。ダンブロシオの決勝出場は、審判役であるスチュワードが判断することになる。小林可夢偉(ザウバー)は、無事にQ1を通過し、Q2へ進出している。
Q1で予選を終えた18番手から23番手は以下のとおり。
18番手ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、19番手ヤルノ・トゥルーリ(チーム・ロータス)、20番手ヘイキ・コバライネン(チーム・ロータス)、21番手ビタントニオ・リウッツィ、22番手ティモ・グロック、23番手ナレイン・カーティケヤン(ヒスパニア・レーシング)。
なお、ジェローム・ダンブロシオ(ヴァージン)はトップから107%以内のタイムを記録できなかった。
Q1のトップ5は、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)。
予選Q2は15分間の戦いになり、11番手から17番手のドライバーがここで脱落する。このセッションでも、序盤はレッドブル勢が速さを見せ、ベッテルがトップタイムを記録した。しかしその後、マッサがベッテルのタイムを更新してトップタイムを塗り替えている。
また、小林可夢偉(ザウバー)は、チームメートであるペドロ・デ・ラ・ロサとともにここで脱落。Q3進出は果たせず、13番手となった。
Q2で予選を終えた11番手から17番手は以下のとおり。
11番手ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、12番手パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、13番手小林可夢偉(ザウバー)、14番手エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、15番手セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)、16番手ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)。
Q2のトップ5は、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、マーク・ウェバー(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)だった。
予選Q3は10分間の戦いになり、ここでポールポジションが決定する。各車が1回目の走行を終えると、またもベッテルがトップに。その後、アロンソが自身のタイムを更新して2番手に浮上。しかし、ベッテルは2回目の走行で自身のタイムを更新できず。
だが、ベッテルが1回目の走行で記録しタイムを上回るドライバーは現れず、ベッテルが今季6回目のポール獲得を果たすこととなった。
Q3の結果は以下のとおり。
1番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、2番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、3番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)、4番手マーク・ウェバー(レッドブル)、5番手ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、6番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、7番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、8番手ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)、9番手ニック・ハイドフェルド(ロータス・ルノーGP)、10番手ビタリー・ペトロフ(ロータス・ルノーGP)。
・【結果】カナダGPフリー走行1回目、各ドライバーのタイム、タイム差など