レッドブル訪問はルイス・ハミルトンの「判断ミス」だったとマクラーレン

2011年07月08日(金)

マクラーレンのチーム代表のマーティン・ウィットマーシュは、先のカナダGPで所属ドライバーのルイス・ハミルトンがレッドブルのモーターホームを訪問したことについて、ハミルトンの「判断ミス」であると断じた。しかし、ハミルトンにはこの騒動は忘れてしまうよう励ましている。

レッドブルが圧倒的な強さを発揮している2011年のF1。タイトル奪回を目指しているハミルトンだが、今シーズンはこれまでのところ中国GPでの1勝のみにとどまっている。2012年で現在所属しているマクラーレンとの契約が満了となるハミルトンは、以前からフェラーリやレッドブルへの移籍のうわさが流れていた。それがカナダGPでハミルトンがレッドブルのモーターホームを訪れたことで、そのうわさに一気に火が付いた格好だ。

単なる社交的な訪問であったとしてハミルトン側もレッドブル側も片づけたが、この出来事によって、2008年のF1王者ハミルトンがレッドブルへと移籍するのではないかという憶測が世界を駆け巡った。

これについてウィットマーシュは『Daily Mail(デイリー・メール)』紙に「あれは判断ミスだった」と語り、こう続けた。

「ルイスは私よりもこのような出来事に関して少し繊細な面を持っているから、彼がかわいそうだと感じている。私もクリスチャン・ホーナー(レッドブルのチーム代表)に会いに行った。でも、だからと言って、来年私がレッドブルに加入するとは思わないよ!」

3度の世界王座に輝いたニキ・ラウダからの批評や、元F1王者のナイジェル・マンセルとジャック・ビルヌーブから、マクラーレン残留が賢明な選択だとのアドバイスがあった今週、ハミルトンもそれらの対応に神経をとがらせていた。

「ニキ・ラウダが僕に関して思っていることについて、とやかく言うつもりはないよ」とハミルトン。マンセルとビルヌーヴのコメントに関しては、次のように加えた。

「ちょっとおかしいと思うよ。それに他人が考えていることをいちいち気にする人なんているのかな? もし意見があるなら、それは自分の中にとどめておくべきだよ」

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