ルイス・ハミルトン、契約途中でもチーム脱退が可能

2011年07月05日(火)

マクラーレンとの間に2012年も契約が存在するルイス・ハミルトン。しかし、今季終りの脱退も可能な模様だ。

イギリスの『Daily Mail(デイリー・メール)』紙は、ハミルトンないしマクラーレンがドライバーズ選手権、もしくはコンストラクターズ選手権を取らなければハミルトンはチームを去ることができるという契約条項が存在すると報じている。

情報源は明かしていないが、この契約は企業弁護士が助言しており、父アンソニー・ハミルトンがチームと交渉したものだという。

ここで焦点となるのが、ハミルトンとレッドブルの結びつきだ。しかも、マーク・ウェバー(レッドブル)は2012年の契約を結んでいない。

6月に行われたカナダGPで、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーと会ったハミルトンは、2008年に獲得した1回の世界チャンピオンだけで満足するつもりはないと、次のように言っている。

「1回の世界タイトルで終わってしまったらガッカリだよ。長年の苦労が水のあわだ。僕は勝つためにF1にいる。勝つことが僕のすべてだ。そのために生きているんだよ」

「今はまだ、物ごとを決める必要はない。もちろん、あれこれと疑問は浮かぶさ。あらゆる選択肢を前に、”もっとうまくやれるんじゃないか”って考えちゃうよ」

マクラーレンのチーム代表、マーティン・ウィットマーシュは、ハミルトンが2012年もチームに残るほうに賭けると、次のようにイギリスの『Independent(インデペンデント)』紙に話している。

「それはもちろんさ。ここ10日間ばかり彼とは話し合っていてね。チームに対する情熱、チームの一員でい続けることへの決意と願望を語ってくれたよ。その気もないのに私の目を見て、あんなことを言うはずがない」

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