小林可夢偉(ザウバー)のチームメートであるセルジオ・ペレスが、26日(日)に決勝が行われる次戦ヨーロッパGPも欠場した場合、再びペドロ・デ・ラ・ロサがペレスの代役になる。
ペレスは、モナコGPの予選中に激しくクラッシュ。そのままモナコGPの決勝を欠場した。その後、F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)の医師から、翌戦カナダGPへ出場する許可を得て、カナダGPのフリー走行1回目に出走したものの、走行後に吐き気などの体調不良を訴えたため、カナダGPも欠場することとなった。
ザウバーには、レースドライバーがレースへ出場できなくなった場合に備え、リザーブドライバーが在籍している。しかし、リザーブドライバーのエステバン・グティエレスはカナダGPでチームに帯同しておらず、昨年の途中までザウバーに在籍し、現在はマクラーレンのリザーブドライバーを務めているペドロ・デ・ラ・ロサがペレスの代役を務めた。
ザウバーのマネジングディレクターであるモニシャ・カルテンボーンによると、ペレスは現在、母国メキシコでトレーニングを行っているという。
「彼はとても元気です。彼がバレンシア(ヨーロッパGP開催地)で走れないという理由は見当たりません」とカルテンボーンは『motorsport-total.com』へ語った。
また、ザウバーの技術責任者ジェームス・キーは、カナダGPでのデ・ラ・ロサの走りについて、「彼は素晴らしい働きをしてくれた」と高く評価しており、もしペレスがヨーロッパGPを欠場することになった場合、再びデ・ラ・ロサが代役になると認めた。