チーム・ロータスが、来年のF1ではKERS(運動エネルギー回生システム)を搭載すると宣言した。
KERSは、F1版ハイブリッドと言えるシステム。ブレーキング時のエネルギーをバッテリーに蓄え、加速時に再利用するものだ。しかし、このシステム開発にはばく大な資金が必要なため、2010年からF1参戦を開始した新規チーム、チーム・ロータス、ヴァージン、ヒスパニア・レーシングはまだKERSを搭載していない。
そんな中、チーム・ロータスは先日、幅広い分野でビジネスを展開している世界的企業、GE(ゼネラル・エレクトリック)とのパートナー契約を発表。7月10日(日)に決勝が行われるイギリスGPから、GEのロゴがチーム・ロータスのクルマに掲出されることを明かした。
GEは電気機器の分野でも世界をリードする企業であることから、今回の契約によってチーム・ロータスが来年はKERSを搭載することになるのか、『CNN』がチーム・ロータスのチーム代表トニー・フェルナンデスに質問した。
これに対しフェルナンデスは、「もちろんだ。来年は、われわれもKERSを搭載する。それなので、(GEとの契約は)資金面だけではなく、技術面でも大きなプラスになった」と答えている。