ザウバーの小林可夢偉が、ヨーロッパGPに向けた意気込みを語った。
小林可夢偉
「去年のバレンシア(ヨーロッパGP開催地)で僕たちは、いいパフォーマンスを発揮できました。レースもかなり楽しかったです。特に、僕がほかのドライバーよりも新しいタイヤを使っていたレース終盤は最高でした。予選では18番手と低迷していたので、7位でレースを終えたことにはとても満足していました」
「今年は、クルマが全体的によくなっていますし、戦略の面でも僕たちが優れていることを見せてきました。ヨーロッパGPに向けた自信は大きいですし、最大限の力を発揮したいと思います」
「スピードが重要になるストレートが4本あるのですが、低速なコーナーもありますし、縁石を使う必要がある場所もいくつかあります。これが組み合わさるだけでも大きな挑戦になりますし、これに加えて路面温度が非常に高くなる可能性もあります。そうなると、タイヤをかなりいたわる必要があるんです」
「橋のある区間は特にやっかいですね。ここでラップタイムを大きく稼ぐこともできますが、反対にタイムを大きく失うこともあります。これまで、この市街地コースでは追い抜きが難しかったんですが、DRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)とKERSによって、僕たちにとっても観客にとっても興奮するようなレースになるでしょうね」
「それに、バレンシアの雰囲気も好きなんです。バレンシアは、F1開催地の中でも特にいい街ですね。街ではいろいろなイベントがありますし、食べ物もおいしいんです」