ザウバーの小林可夢偉は、自己最高となる8番手からイギリスGPをスタートしたものの、まずはミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)に追突され、スピンして順位を落とした。
その後、ピットインした際には、ピットレーンをパストール・マルドナード(ウィリアムズ)が走行しているにもかかわらず、ザウバーのスタッフがピットアウトを指示してしまい、あわや接触という事態に。可夢偉は接触を避けられたものの、隣にあるフォース・インディアのガレージのホイールガンに当たってしまい、危険なピットアウトと判断され、ペナルティーを受けた。
そして、最終的にはオイル漏れのため、コース脇にクルマを止めて今季初のリタイアとなった。
小林可夢偉
「今週末、全体的なパフォーマンスはよかったので、とても残念です。今日のレースは、ほんとツイてなかったですね。ミハエルとの件については、僕のほうから言うべきことはあまりないと思います。横に並ばれてもおらず、見てもらったとおり、彼が僕に追突してきました」
「その後は、壊れたクルマでの走行を強いられました。そしてピットストップでも不運なことがあり、ペナルティーを受けました。チームからオイル漏れが発生しているので、コース脇にクルマを止めるよう指示され、リタイアせざるを得ませんでした」