2011年F1第10戦ドイツGPフリー走行1回目が、7月22日(金)の現地時間10時(日本時間17時)から90分間、ニュルブルクリンク(1周/5.148km)で行われ、唯一1分31秒台のタイムを記録したフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がトップ。小林可夢偉(ザウバー)は、19番手で1回目のセッションを終えた。
セッション開始時の天候は曇り、気温13℃、路面温度は18℃。各車がシステムチェックなどを行うインストレーションチェックを終えると、まずはニック・ハイドフェルド(ロータス・ルノーGP)が走行を開始。ハイドフェルドは数周を周回し、1分37秒987のトップタイムを記録してピットへ戻った。
開始約25分、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)が1分35秒751を記録してトップタイムを更新。ロズベルグは次の周にもタイムを更新。1分35秒112を記録した。また、ピレリによると、マーク・ウェバー(レッドブル)やジェンソン・バトン(マクラーレン)が試作タイヤのテストを行っているようだ。
開始約30分、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が1分33秒576を記録してトップに。その後もハミルトンはタイムを更新し、1分32秒996を記録した。ハミルトンやセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が、ソフト側のタイヤで走行を行っている。また、ウェバーもソフト側のタイヤでコースへ入った。
開始約40分、ベッテルが1分32秒760を記録してトップに。この段階では、まだヴァージンの2台、そしてナレイン・カーティケヤン(ヒスパニア・レーシング)がタイム計測を行っていない。
残り約30分、再びソフト側のタイヤでコースインしたベッテルが自身のトップタイムを更新。1分32秒534を記録した。まだタイム計測を行っていなかったドライバーも、すでにタイム計測を行っている。ベッテルがタイムを更新した直後、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が1分32秒037を記録してトップに。アロンソもソフト側のタイヤを装着している。
アロンソはその後も自身のタイムを更新。タイムは1分31秒981だった。2番手はウェバー、3番手はベッテル。トップのアロンソから3番手ベッテルまでは、約コンマ3秒差になっている。
その後、上位勢に順位の変動はなかったものの、アロンソがセッション終了直前に1分31秒894を記録してトップタイムを更新。結局、このセッションで唯一1分31秒台のタイムを記録したアロンソがトップでセッション終了となった。小林可夢偉(ザウバー)は、1分36秒882を記録して19番手になっている。
・【結果】ドイツGPフリー走行1回目、各ドライバーのタイム、タイム差など