セバスチャン・ベッテル、チームメートに「誠実さと敬意」を求める

2011年07月22日(金)

セバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、チームメートが誠実に敬意を持って接してくれることを望んでいる。

ベッテルの現在のチームメートであるマーク・ウェバーは、イギリスGPのレース終盤、ランキング首位に立つベッテルを抜くなとのチームからの指示を無視したと明かしていた。

ベッテルはイギリスGPの際、ドイツの『motorsport-magazin.com』に対し、「一番大事なことは、今晩家に帰って鏡を見て自分に満足できることだよ」と語った。

ウェバーによるチームオーダーの無視が発覚したため、レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツがウェバーの残留を示唆しているにもかかわらず、ベッテルが2012年には別のチームメートを望むのではないかとの見方が加速している。

ニュルブルクリンクでの母国レース、ドイツGPを控えたベッテルが『DPA通信』のインタビューの中で次のように話している。

「結局、誰がチームメートでも僕は興味がないんだ。チームメートになる彼や彼女と誠実で敬意を持った関係が築ければそれでいい」

「マークと僕の関係を多くの人が誤解しているみたいだ。僕たちは親友同士ではないけれど、互いに敬意を払っているよ」

ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がウェバーに代わってレッドブルに加入するとのうわさもある中で、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは先日、チーム内の「和」が壊れる可能性を理由に2008年のチャンピオンであるハミルトンの加入を否定している。

ベッテルはさらに、「いろいろな話があるけどね。チーム内の和はすごく重要なんだ。でも、お互いに限界まで競い合える2人のドライバーも必要だよ」

そう語るベッテルだが、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)最強時代のような新時代が到来したとする、F1最高責任者バーニー・エクレストンの先日の発言を否定した。

「まず、僕は自分自身にことについて話すのが好きではないから、他の人たちに任せたい」

「(エクレストンから)そんな風に言ってもらえるのは光栄だよ、でも僕は自分とミハエルを比べたりしない」

「彼は7回もチャンピオンになっているけど、僕は初めてチャンピオンになったばっかりだ。そりゃあ、去年獲ったトロフィーをできるだけ長く持っていたいのは山々だけど」

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