ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が依然としてレースドライバーとして所属しているものの、メルセデスGPはレッドブルのセバスチャン・ベッテルにも目をつけているようだ。
ニュルブルクリンクで開催されたドイツGPを訪れていた、メルセデスの親会社ダイムラーのディーター・ツェッチェ取締役会長は『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ソンタック)』紙に、レッドブルのベッテルはメルセデスのF1チームであるメルセデスGPにとって有望な人材であるかと問われ、次のように答えている。
「もしクルマに高い競争力があれば、成功の鍵を握るのはドライバーだろう」
「ミハエル・シューマッハは彼がまだとても優れていることを証明している。セバスチャン・ベッテルについて言えば、彼とは良好な関係にあるよ。彼は個人的にメルセデスSLSに乗っているしね」
「クルマについての宿題が残されている。われわれのクルマはすでに十分な戦闘力を持っているが、われわれが望んでいたレベルには達していない。それを何とかしようとしているところだ」
昨年に引き続き、今年もシューマッハとニコ・ロズベルグという布陣で戦っているメルセデスGPだが、チーム代表のロス・ブラウンは23日の土曜日に、来年もこの2人との契約が残っていることを認めていた。