チーム・ロータス、来季チーム名変更の可能性あり?

2011年08月30日(火)

現在「チーム・ロータス」と呼ばれているF1チームが、2012年シーズンからチーム名を変更する可能性もあると報じられた。

チーム・ロータスは、航空会社エアアジアを保有するトニー・フェルナンデスがオーナー兼チーム代表を務めるチーム。イギリスのスポーツカーメーカーであるグループ・ロータスから名称の使用許可を得て、2010年に「ロータス・レーシング」としてF1参戦を開始した。

しかし、グループ・ロータスは2011年からルノーF1と提携し、ロータス・ルノーGPとしてF1に参戦することを決定。これにともない、フェルナンデスに対する名称の使用許可が取り下げられた。だが、フェルナンデスはグループ・ロータスが管理していなかった「チーム・ロータス」の名称権を獲得し、2011年からはチーム・ロータスとしてF1にエントリーしている。

この「ロータス」の名をめぐる問題は法廷に争いの場を移しているが、『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙のヘイキ・クルタ記者によると、名称権をめぐる争いがようやく収束に向かっているという。

クルタ記者はまた、9月11日にモンツァで決勝が行われるイタリアGPでは、チーム・ロータスのクルマからロータスのロゴが外されると報道。しかし、これについては、チーム・ロータス側が後に否定した。クルタ記者も、報道した情報の一部に誤りがあったと認めている。

だが、フェルナンデスは先日、スポーツカーメーカーのケーターハムを買収し、F1直下のカテゴリーであるGP2へ参戦させているチームには「ケーターハム・チーム・エアアジア」の名をつけた。そのため、F1チームもいずれは同様のチーム名に変更される可能性があるとうわさされている。

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