2012年F1日程、チーム側が反発

2011年09月29日(木)

F1の最高権威者バーニー・エクレストンとF1チームの間に、またもやいさかいが起きそうだ。

スペインの『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』によると、F1チームによって組織されているFOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)が、2012年のF1日程を全20戦としたエクレストンは「コンコルド協定」に違反したと主張している。

コンコルド協定とは、F1の商業的な権利などを規定した協定だが、FOTAの副代表であるエリック・ブーリエ(ロータス・ルノーGP/チーム代表)もシンガポールGP開催中に、今後FOTAとエクレストンが対立する可能性を認めた。

『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』は、年間スケジュールが上限とされている17戦を超える場合、再交渉を行う権利がチーム側にあるというFOTAの見解を伝えている。

また、コンコルド協定では、移動にかかるコスト負担に関する懸念から、ヨーロッパ以外でのレース開催回数についても規定があるとされている。

これらの点をふまえ、ブーリエは次のようにコメントした。

「いくつかの案を提示するとともに、開催スケジュールについては再検討の要望をだそうと考えている」

一方、エクレストンは強気の姿勢を保っている。

「チームがスケジュールを遂行しなくても私がする。提案の余地なんてない。決定を下すのは私だ。納得がいかないのならば警察にでも行けばいい。レース開催が多すぎることよりも、レースが全くないほうが問題だろう?」

この記事をシェアする

【関連記事】

2011年 F1ニュース一覧 rss

2011年F1ドライバー

2011年F1チーム

世界選手権

フォーミュラカー

市販車ベース