HRTのビタントニオ・リウッツィが、鈴鹿サーキットで行われる日本GPに向けての意気込みを語った。
ビタントニオ・リウッツィ
「次の日本GPで、いよいよ僕たちの選手権もいよいよ最終ストレートに入るところにまできたね。鈴鹿は僕のお気に入りサーキットのひとつだし、間違いなく最高なサーキットだよ。とても速くて難しいサーキットだから、いい成績を残すためにはセットアップと空力が重要だ。僕らにとっては簡単なサーキットではないだろうけど、最後まであきらめずに戦うよ。僕らはシーズンが終わるまで攻め続けるという高い士気を持っているんだ」
「天候がどうなるかわからないというのは面白いね。日本でのコンディションが難しいものになれば、僕たちがいい成績を残せるチャンスが増えるかもしれないからね」
「日本GPにあたっては、震災の犠牲者のために、『カオス・デザイン』社(※)にデザインしてもらった“Embracing Japan(日本を抱きしめて)”という名前が付けられた特別製のヘルメットをかぶることにしているんだ。そのヘルメットはあとでオークションに出品されて、その利益はチャリティーのために使われるよ」
※イタリアのデザイン事務所。バイクや自動車、ヘルメットなどモータースポーツ関係のデザインを得意としている。