セバスチャン・ベッテル「楽しくて仕方なかった」

2011年10月16日(日)

レッドブルのセバスチャン・ベッテルは、韓国インターナショナル・サーキットで行われた韓国GP決勝を2番手からスタートして優勝した。

セバスチャン・ベッテル
「もう最高。素晴らしい1日だった。チームにとって、すごく特別な日だ。コンストラクターズ選手権(チーム部門ランキング)を取るっていうのは、並大抵のことじゃないからね。信じられないレースだったよ。速さが有り余っている感じで、楽しくて仕方なかった」

「スタートしてからルイス(ハミルトン/マクラーレン)を抜くのは大変だろうなって思っていた。ブレーキングでコース外に飛び出そうになったしね。でも、彼はあくまでフェアに戦ってくれたよ。順位を奪うのは、僕らにとってすごく重要なことだったんだ」

「そして、そこからが厳しかった。向かい風がひどくて、集団から抜け出すのに一苦労だったよ。サイドミラーから後方のマシンがグイグイ迫ってくるのが見えて、それを振り切るのが大変だった。ファステストラップにポイントはつかないけれど、最速を記録しながら選手権を制するって気分が良いね」

「皆には、コンストラクターズ選手権に勝つことが、ファクトリーで働いている人たちにとってどんな意味を持つか想像しづらいだろうな。単にサーキットにいるスタッフだけの栄誉じゃない。もっと大きなことなんだ。1年365日、表に見えないところで、いろんなことが起こっている」

「競争力のあるマシンを2台造り上げるには、チーム全体の力が必要なんだ。そのマシンをサーキットで限界まで走らせるのが僕らの役目だよ。僕がコントロールラインをまたいだ瞬間、肩の荷が下りる思いをした人が多くいたと思う。これで僕らが力を抜くと思う者もいるだろう。でも、あくまで勝利のために全力を尽くすのが僕らなんだ。現に、今日は勝てるチャンスをしっかりとつかんだからね」

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