21歳のフランス人GP2ドライバー、シャルル・ピックの師匠的な存在で、代理人も務める元F1ドライバーのオリビエ・パニスは、ピックの来季F1シートについて交渉中であることを明かした。
F1直下のカテゴリーGP2でランキング4位になったピックは最近、アブダビで予定される新人テストの参加と、2012年ヴァージン加入がうわさされていた。
しかしながらパニスは、控えドライバーである「サードドライバー」として加入する可能性もあると明かした。かつてリジェやBARホンダ、トヨタF1などに在籍したパニスは現在、ピックのマネジメントを担当する企業ラガルデレに在籍。ピックについて、『L’Equipe(レキップ)』へこう語った。
「われわれの交渉相手は主に、チーム・ロータスとヴァージン・レーシングだ。ほかにもシャルルを来季のF1に送りこむ可能性は、ふたつある。それはサードドライバーとしてだ。しかし、いずれとも署名を交わしていないし、話し合いは続いているよ」
いずれにしろピックの来季を占うのは、11月にアブダビで行われる若手ドライバーテストとのことだ。
「とにかくルーキー・テストに参加して経験を積むことが、ピックにとって重要だよ」とパニスは加えた。