全日本F3王者の関口雄飛が、28日(月)にスペインのモーターランド・アラゴンで行われたフォーミュラ・ルノー3.5のテストで午前中の3番手になった。
フォーミュラ・ルノー3.5は、F1直下のカテゴリーであるGP2に並んでF1への登竜門と言われるカテゴリー。今季はF1のヴァージンでテストドライバーを務めているロバート・ウィッケンズがチャンピオンになり、レッドブルからF1若手テストに参加していたジャン・エリック・ベルニュが選手権2位になったシリーズだ。
関口は今年、全日本F3の王者になったことで、ルノー・スポールからの招待を受けて半日のテストへ参加することになった。わずか半日のテスト、しかも初めてのサーキット、初めてのクルマだったにもかかわらず、関口は3番手タイムを記録した。
このセッションでトップだったのは、1分43秒594を記録したグラビティ・チャロウズ・レーシングのリッチー・スタナウェイ。関口は1分44秒032を記録。しかし関口は、もっとタイムを短縮できたはずだとツイッターで振り返った。
「最終ラップ0.3縮めてセクターベストできてたのにエンジニアが無線でしゃべりかけてきて最終コーナーオーバーラン」
今回のテストで関口の走行は、この半日のみになる予定だ。