ザウバーが発表した2011年型車C30。小林可夢偉は、このクルマで2011年のF1を戦うことになる。
チーム側によると、昨年に問題となった点を克服したほか、さまざまな点で性能アップが実現しているという。また、昨年はスポンサーロゴの少なかったザウバーだが、今年はフロントウイングを中心に多くのスポンサーロゴが入っており、資金面でも安定してきたことがうかがえる。
このクルマに、フェラーリ製のエンジンとKERS(運動エネルギー回生システム)が搭載される。
| シャシー | カーボンファイバーモノコック |
| サスペンション | ダブルウィッシュボーン(前後とも)、インボードスプリングおよびダンパーによるプッシュロッド式(ザックス・レース・エンジニアリング製) |
| ブレーキ | 6ピストン・ブレーキキャリパー(ブレンボ製)、カーボンファイバー製ブレーキパッドおよびディスク(ブレンボ製) |
| トランスミッション | フェラーリ製7速クイックシフト・カーボンギアボックス、縦置き、カーボンファイバー製クラッチ |
| シャシー電子機器 | MES製 |
| KERS | フェラーリ製 |
| ステアリングホイール | ザウバーF1チーム製 |
| タイヤ | ピレリPゼロ |
| ホイール | OZ製 |
| 全長 | 4,935mm |
| 全幅 | 1,800mm |
| 全高 | 1,000mm |
| フロントトレッド | 1,495mm |
| リアトレッド | 1,410mm |
| 重量 | 640kg(ドライバーを含む、空タンク時) |
| 型式 | 自然吸気V8エンジン |
| バンク角 | 90° |
| エンジンブロック | 砂型鋳造アルミニウム製 |
| バルブ数 | 32 |
| バルブ駆動 | ニューマチック |
| 排気量 | 2,398cc |
| ボア径 | 98mm |
| 重量 | 95kg以上 |
| 噴射および点火 | 電子制御 |