新車C30を発表したザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーは、「常にポイント圏内にいること」が2011年の目標だと語った。
チームの前オーナーだったBMWが2009年限りでF1を撤退し、その後のチーム売却がうまくいかなかったザウバー。そのため、チーム創設者のザウバー代表がチームを買い取り、再びチームを率いていくことになった。1年前を振り返りながら、ザウバー代表は次のように2011年の目標を語った。
「常にポイント圏内でレースを終え、FIAフォーミュラ1コンストラクターズ世界選手権の順位を上げたい」
「2010年は、わが社にとって41年目だったが、最もつらい1年でもあった。過去にあれほど信頼性に苦しめられたことはなかったが、シーズン後半にはその問題を乗り越えることができた」
「また、熟慮を重ねて組織変更を実施した。ジェームス・キーをテクニカルディレクターに指名したことによって、昨年からすでに成果が出ていた。そして彼は、ザウバーC30フェラーリ開発の責任者を務めている」
「それと同時に、2011年に向けたビジネス面の基盤を固めることにも成功した。経済状況の厳しい中で成し遂げたことなので、これについても誇りに思っている」