ザウバー、技術責任者解雇を否定

2011年03月31日(木)

ザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーが、オーストラリアGPでの失格処分に関連して技術責任者ジェームス・キーが解雇されるとのうわさを否定した。

2011年のF1開幕戦オーストラリアGPで、ザウバーの小林可夢偉とセルジオ・ペレスは、それぞれ8位と7位でレースを終えていた。開幕戦でのダブル入賞に喜んだザウバーだったが、レース後の車検でリアウイングの技術規則違反が発覚。2台とも失格処分を受ける結果となった。

その後の調査で、パーツ製造段階での品質管理にミスがあり、規則を数ミリメートル満たさないパーツが製造されていたことが判明。だが、今回の失格処分でポイント獲得を逃したため、チームの損失は大きなものになると予想され、キーが解雇されるのではないかとの憶測が広がっていた。

また、4月8日(金)にはマレーシアで第2戦が始まることから、チームメンバーの全員がアジアに残る中、ザウバー代表とキーがスイスにあるチーム本拠地へ戻ったため、キー解雇のうわさが加速。さらに、『The F1 Times(F1タイムズ)』は30日(水)、キーがすでに解雇されたとの未確認情報もあると報じていた。

そんな中、ザウバー代表は、「私にとって、今回の傷はまだまだ癒えそうにない」と『Blick(ブリック)』へ語り、失格問題の責任が誰にあるのか質問されると、次のように答えた。

「そのことについては何も言いたくない。だが、これはハッキリと言える。誰も解雇されない」

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