ザウバーでの2年目を迎え、ルーキーがチームメートになったことから、チームを率いていくことが期待される小林可夢偉(ザウバー)。可夢偉もそのことをきちんと認識しているようだ。
昨年の可夢偉のチームメートは、シーズン前半はペドロ・デ・ラ・ロサ、後半はニック・ハイドフェルドと、どちらもF1経験が豊富なドライバーだった。しかし、今年に可夢偉のチームメートとなるのは、昨年のGP2で選手権2位になったセルジオ・ペレス。そのため可夢偉には、F1フル参戦2年目にしてチームリーダーの役割が期待されることとなる。
可夢偉自身もそのことを自覚しているようで、31日(月)に行われた2011年型車C30の発表会において、可夢偉が次のように語っていたと『Autosport(オートスポーツ)』が報じた。
「僕のルーキーシーズンは、とても挑戦しがいがあって、刺激的なものになりました。今もまだ刺激的ではあるんですが、役割が変わります。チーム内で、より経験のある立場になったんです。どうすればチームを高いレベルに持って行けるのか考えています」
「チームを引っ張っていかなければなりません。ペーター・ザウバー(チーム代表)やチームは、そういったことを求めて僕を選んだと思っています。それが僕の挑戦になりますし、チームのリーダーになる準備はできています」