セバスチャン・ベッテル、F1ドライバーの質の低下を懸念

2011年03月01日(火)

セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が、資金力を背景にF1シートを獲得した、いわゆる「ペイドライバー」に対する懸念を抱いていると認めた。

世界的に不況が続いていることから、各チームとも台所事情は苦しいままになっており、ペイドライバーの数が年々増えている。しかし、こういったペイドライバーの資質や能力を疑問視する意見もある。ベッテルも一部のペイドライバーに懸念を抱いているようで、『Servus TV(セアヴスTV)』へ次のようにコメントした。

「周回遅れになるドライバーが予測不能な動きをすれば、僕たちにとっては危険になる。F1には障害物のようなドライバーが何人かいることは、みんな気付いていることだよ」

今季からKERS(運動エネルギー回生システム)が復活し、可変リアウイングも導入されるため、ドライバーがコースから目を離す機会が増えることにより、問題がさらに大きくなるとベッテルは加えている。

「携帯電話をいじりながら運転しているようなもんだよ」とベッテルは危険性を指摘した。

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