インディカーの第2戦が10日(日)、バーバー・モータースポーツ・パークで行われ、ペンスキーのウィル・パワーが優勝。佐藤琢磨は16位になった。以下、ホンダのプレスリリースより。
インディカー・シリーズ第2戦Hondaインディ・グランプリ・オブ・アラバマは、今年で2回目の開催。今シーズン初めて行われる常設ロードコース・サーキットでのレースとなる。今年もすばらしい好天に恵まれ、多くのファンがバーバー・モータースポーツ・パークに集まった。
開幕戦のHondaグランプリ・オブ・セントピーターズバーグよりも1台多い26台がエントリーし、予選ではウィル・パワー(Team Penske)が開幕から2戦連続のポールポジションを獲得。佐藤琢磨(KV Racing Technology-Lotus)は、2戦連続の予選11番手から決勝レースへ臨む。
今年からインディカーではスピードを落とした状態からレースのスタートが切られ、リスタートは2列で行うルールになっている。開幕戦では新ルールに慣れていないドライバーたちが多重アクシデントをスタート直後に起こしてしまったが、今回は加速地点がコントロールラインから遠ざけられるなど、ルールの細かな部分が改良された。
緩やかなコーナーがスタート直後に続くこともあってアクシデントが減ったとはいえ、スタート時のマシン同士の距離が近づいていることもあり、6回のフルコース・コーションが発生。6台がマシンを壊しリタイアを喫した。
昨年はレース序盤のフルコース・コーションでピットインして勝機を逃したパワーだったが、今年は走りもピットストップもすべてが完ぺきで、1周もトップの座を明け渡すことなくポール・トゥ・ウインで、今季初勝利を飾った。
2位は予選3番手のスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)で、予選7番手のダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)が見事な走りで3位まで順位を上げてゴールした。
マルコ・アンドレッティ(Andretti Autosport)は予選9番手から4位まで順位を上げてフィニッシュし、トニー・カナーン(KV Racing Technology-Lotus)はピットストップを3回行う作戦が見事に当たって24番手スタートから6位でチェッカーフラッグを受けた。
ウィル・パワー
「レース終盤にはディクソンが激しくアタックしてきたが、ミスを犯すことなく勝利を手にすることができた。とてもうれしいシーズン1勝目だ。朝のウオームアップの後に小さなセッティング変更をしたが、それによって今週初めてマシンがバランスの非常によい状態に仕上がった。昨年は勝てるレースを落としたので、今年はなんとしても勝ちたかった」