インディカー第3戦ロングビーチ、マイク・コンウェイがインディ初優勝

2011年04月19日(火)

インディカーの第3戦が17日(日)、ロングビーチの市街地コースで行われ、昨年のインディ500での大クラッシュで大ケガを負っていたアンドレッティ・オートスポーツのマイク・コンウェイがインディ初優勝を達成。佐藤琢磨は21位になった。以下、ホンダのプレスリリースより。

グランプリ・オブ・ロングビーチは今年で37回目を迎えた。アメリカ最大のストリートレースとして歴史を重ねるビッグイベントは、ダウンタウンの海岸沿いに特設されるサーキットが舞台で、毎年とても多くのファンが詰めかける。南カリフォルニアの温暖な気候が雰囲気をさらに盛り上げ、インディカーレースは華々しい雰囲気のなかで開催される。

今シーズン最多となる27台のインディカーを集めての85周の決勝レースは、開幕から3戦連続のポールポジションを獲得したウィル・パワー(Team Penske)を先頭にスタートした。彼は昨年のウイナーで予選2番手スタートのライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)と激しいトップ戦いを繰り広げたが、66周目に切られたリスタート直後、ターン1でチームメートのエリオ・カストロネベス(Team Penske)に追突されてスピン。10位でゴールすることとなった。

12番手スタートのライアン・ブリスコー(Team Penske)は、上位陣とは異なるハードタイヤ装着でスタートする作戦で、レース中盤にトップに躍り出た。彼はリードを広げ、最後のピットストップを終えてもトップを保っていた。

パワーとカストロネベスのアクシデント発生後、6位を走っていたスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)のマシンがダメージを受け、ハンターレイはギアボックスのトラブルでスローダウン。ブリスコーはがぜん有利となり、今季初勝利へと逃げきるものと見られた。

ところが残り10周のリスタートの後、ダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)をパスしたマイク・コンウェイ(Andretti Autosport)が、そのままの勢いでブリスコーも抜き去り、6秒以上の大きなリードを広げてチェッカーフラッグを受けた。彼にとっての初優勝、そしてAndretti Autosportはロングビーチで2年連続優勝を飾った。

マイク・コンウェイ(優勝)
「レース中盤は集団に埋もれていたので燃料セーブに努め、安全にレースを走り続けることを心がけていた。きっとチャンスがくると信じて走った。最後のリスタート前にソフトタイヤを装着すると、マシンのハンドリングが本当によくなり、クリーンに何台もオーバーテイクしてトップに立つことができた。その後も限界まで攻める走りを続けてゴールを目指した。念願の初勝利を飾れてうれしい。すばらしいマシンを用意してくれたチームに感謝したい」

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