フラビオ・ブリアトーレは、フェルナンド・アロンソがフェラーリでのスランプに陥っていることを擁護している。
中国GP終了後、アロンソはチームメートのフェリペ・マッサにもパフォーマンス面で劣り、あからさまに2011年型マシンを「遅い」と評価していた。『La Stampa(ラ・スタンパ)』はアロンソのモチベーション低下を非難している。
『La Stampa(ラ・スタンパ)』は、「中国では戦士の影も見られなかった」と批判。
ブラジル人ジャーナリストは、「私の見解では最も完ぺきなドライバーのアロンソが、最悪な負け犬のような感じに見えた」と加えている。
元マネジャーのエイドリアン・カンポスでさえ、スペインの『SER(セル)』ラジオに、「中国では非常に保守的な印象を与えていたね。アロンソはただ、完走すればいいと思っているようだった」と語っている。
しかし、ブリアトーレはイタリアのテレビ局『Sky Sport(スカイ・スポーツ)』に、「ドライバーは重要だが、クルマはさらに重要だ。フェラーリの問題はクルマなんだ」と話している。
ブリアトーレはアロンソがモチベーションを失っていることを否定した。
「フェルナンドはどんな犠牲を払ってもフェラーリに加入したいと願っていた。彼は満足しているし、もっと競争力が出るようにできることは何でもやるよ」と主張したブリアトーレ。
さらにフェラーリには状況を改善する「設備も資金」もあるが、単に「少し創造性に欠けている」と明かした。
しかし、カンポスはフェラーリについて、「彼らはアイデアに欠けているように見える。かつては参考にされていたものだが、今ではそうではないことは明らかだ」と語っていた。