ザウバーのセルジオ・ペレスは29日(日)も病院で過ごしたが、30日(月)に退院した。チームが明らかにしたもの。
モナコGPの予選で大事故に見舞われたペレスは、太もものケガと脳しんとうでモナコのプリンセス・グレース病院に入院。前の晩から経過は順調だったという。
「医療スタッフはペレスをもう一晩、病院に留めおいて引き続き経過を観察、30日(月)には再度CTスキャンによる検査を行う」と、ザウバーは明らかにしていた。
そしてザウバーは30日、ペレスが退院したことを発表。「僕は大丈夫だよ。足と首に少し痛みがあるけど、これは筋肉からきている痛みだから、心配することはない」とのペレスのコメントも出された。
また、ペレスは事故前後の記憶が完全には残っていないことも明かした。
「Q3で走り始めたのを覚えているし、事故のこともある程度は覚えている。今のところ、1回目の衝撃があった後のことや、どうやって自分が救出されたのか、思い出せない部分もあるんだ」
次戦カナダGPは、6月10日(金)から12日(日)にかけて行われるが、カナダGPには出場できるはずだとペレスは自信を見せた。なお、ペレスがカナダGPへ出場するには、事前に統括団体FIA(国際自動車連盟)の医師による診断を受け、レース出場への許可を得ることが必要になるとみられる。