ロバート・クビサ(ロータス・ルノーGP)の今季復帰は絶対にないとしたロータス・ルノーGPの親会社ジェニイ・キャピタルを率いるジェラルド・ロペスの発言に、クビサのマネージャーがかみついた。
クビサは2月に参加したラリーで大クラッシュ。生命の危機に陥るほどの重傷を負ったものの、すでに入院していた病院を退院し、現在は復帰に向けたリハビリを行っている。
クビサの動向についてロペスは先週、年内に実戦復帰する可能性はゼロだが、金曜日のフリー走行に限って走るかもしれないとスペインのラジオ局に語っていた。
これを受けてクビサのマネージャー、ダニエーレ・モレッリは、『BBC』へ次のように話している。「ロペスの発言はわれわれが握っている情報に矛盾する。何の根拠もない発言だよ。ロバートを金曜のフリー走行に参加させるなんて、そんなのやって当たり前さ。チームのサポートとしては不十分だ」
「ロバートにとって復帰は、完全に事故前の自分に戻ることを意味する」
2月のラリーで負ったケガのうち、もっとも重いのは右手首。モレッリによると、以前の運動機能が戻らないという懸念はないようだ。
「今の回復状況が続けば、7月末には通常のコンディションに戻すためのトレーニングに着手できると医師たちは考えている」とモレッリは続けた。