小林可夢偉「被災者をF1日本GPに無料で招待したい」

2011年07月01日(金)

小林可夢偉(ザウバー)が、東日本大震災の被災者を無料でF1日本GPに招待したいと語った。

可夢偉は、震災の発生直後から支援活動を展開。日本のレーシングドライバー脇阪寿一が中心となって立ち上げた『SAVE JAPAN』に賛同しているほか、iPhoneやiPad向けF1アプリのプロデュースや、復興支援リストバンドを自費で制作するなど、さまざな形で被災者支援を行ってきた。

そんな中、可夢偉はF1チームによって組織されているFOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)が30日(木)に行ったファンフォーラムに出席。FOTAが発表したフォーラムでの発言録によると、三重県の鈴鹿で開催される日本GPにふれながら、可夢偉は次のように語っていたようだ。

「数ヶ月前に巨大な地震が日本を襲いました。今では、かなり状況がよくなりましたが、多くの人が家や仕事を失ったので、すべてのものが通常通りに戻るには10年以上かかります」

「僕たちはすでに、多くの人から多大な支援をしていただき、僕たちもたくさんの人に希望を届けてきました。支援する資金を集めるため、さまざまなイベントを開催してきましたし、可能であれば、被災者を無料で鈴鹿に招待したいと思っています」

「F1のチケットは非常に高価なので、簡単なことではありませんが、被災者の皆さんを招待したいんです」

「より多くの人にF1への興味を持ってもらうこともできると思います。特に僕たちのような若い世代にとってF1は、最高な仕事なので」

阪神淡路大震災で被災した経験を持つ可夢偉は、東日本大震災の発生直後、自身のブログで次のように語っていた。

「僕自身出来るだけこの災害に対して協力していきます。皆さん、一つになってこの大きな壁を乗り越えましょう!!」

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