メルセデスGP、フェラーリ元技術責任者の獲得を目指す

2011年08月04日(木)

メルセデスGPは、7月にフェラーリを退職した元技術責任者アルド・コスタの獲得を目指しているようだ。

今季開幕から不振にあえいでいたフェラーリは、5月に当時テクニカルディレクターとして技術部門を率いていたコスタの解任を発表。その後コスタはF1チームを離れ、フェラーリの市販車部門に異動させられていた。

7月には、コスタがフェラーリを退社し、今年いっぱいはF1の世界で“ガーデニング休暇”と呼ばれる状態にあることが明らかとなった。これは、チーム首脳陣が移籍する際に行われるもので、情報漏えいを防ぐため、一定の期間をおいてからでないと次のチームで仕事を始められないよう、強制的に“休暇”状態にすることを契約で規定していることが一般的だ。

イタリアの専門誌『Autosprint(オートスプリント)』は、メルセデスGPがコスタの獲得に動き出したと報道。メルセデスGPでは、やはりかつてフェラーリのテクニカルディレクターであったロス・ブラウンがチーム代表を務めている。

メルセデスGPは最近、レッドブル、マクラーレン、フェラーリのいわゆるビッグ3に対抗するため、それらのチームと同等の水準までチームスタッフの増員を行うと報道されていた。

『Autosprint(オートスプリント)』は、ドイツGPの際にブラウンがメルセデスGPのオーナー企業であるダイムラーのディーター・ ツェッチェ会長に対し、メルセデスGPが昨年、今年と不振にあえいでいるひとつの原因が、ライバルチームに比べたチームの規模の小ささにあると話したと報じ、「そこで(ブラウンは)スタッフ募集活動の許可を得た」と加えた。

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