プレッシャーから開放されて夏休みを楽しむセバスチャン・ブエミ

2011年08月06日(土)

ハンガリーGPで素晴らしい活躍をしたセバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)は夏休みを思い切り楽しめると喜んでいる。

前戦ドイツGPでの接触によるペナルティーによりグリッド後方の23番手からレースに挑んだブエミは、15人を追い抜いてみごとに8位入賞を果たした。

ハンガリーGPを「最高のレースのひとつ」に数えたブエミは、レッドブルの姉妹チームであるトロ・ロッソでは若手ドライバーのダニエル・リカルドを昇格させるためのシートを探しているため、チーム内でのプレッシャーが高まっている。

ハンガリーGPでの活躍で肩の荷が下りたかと聞かれたブエミは、スイスの『20 Minuten(ツヴァンツィッヒ・ミヌーテン)』に対し「そうだね。おかげでこの夏休みを楽しめるよ!」

それでも、3年目となる今シーズンがブエミにとってトロ・ロッソで過ごす最後のシーズンになるとのうわさは8月に入ってもやむことがない。

他のチームから声がかかれば話し合いに応じるかと質問されたブエミは「僕とレッドブルの契約は2013年までだから、僕が決められることじゃないよ」と主張する。

「レッドブルが持つチームであればどこであっても、彼らは好きなように僕の所属を決められるんだ」と、ブエミは現在所属するトロ・ロッソと、上位チームであるレッドブル・レーシングに言及する。

「他のチームで走ることも可能だけれど、親チーム(レッドブル)が発言権を持ってるんだ。彼らは僕の走りに満足してくれたようだから、気分はいいね」

ブエミは自身とチームメートのハイメ・アルグエルスアリの走りを比較した状況にも満足していると語った。

「僕が全く同じ条件で戦える唯一のドライバーがアルグエルスアリなんだ。予選でも決勝でも、いつも彼よりも前に入れるように努力している。今のところ、僕はアルグエルスアリに対して11戦8勝だよ。すごくいい感じだね」

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