2011年F1第12戦ベルギーGPフリー走行2回目が、8月26日(金)の現地時間14時(日本時間21時)から90分間、スパ・フランコルシャン(1周/7.004km)で行われ、マーク・ウェバー(レッドブル)がトップに。小林可夢偉(ザウバー)は、13番手で初日の走行を終えた。
セッション開始時の天候は曇り、気温22℃、路面温度は22℃。雨は落ちていないものの、事前に降った雨のため路面がぬれている状態でセッションスタート。セッション開始と同時に各車が続々とコースイン。路面の乾き始めている部分もあるが、多くのクルマが水量の少ないとき向けのインターミディエイトタイヤを装着している。
雨が降っていないため、各車が周回を重ねるごとに路面がどんどん乾いていく。セッション序盤からマーク・ウェバー(レッドブル)がトップに。ウェバーは自身のタイムを更新しながら周回し、2分8秒351を記録したところでピットイン。しかし、開始約15分でブルーノ・セナ(ロータス・ルノーGP)が2分8秒398を記録してトップに立った。だがその直後、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が2分6秒398を記録してトップタイムを更新した。
開始約20分、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が2分3秒953を記録してトップに浮上。このころになると、路面の乾いている部分が増えており、次々にタイムが更新される状態だ。開始約25分でジェンソン・バトン(マクラーレン)が1分2秒206を記録してトップに立っている。
開始約30分、ウェバーが2分1秒015を記録してトップに。路面はかなり乾いてきたが、各車ともまだインターミディエイトのまま走行を続けている。ウェバーは次の周、さらにタイムを更新して2分0秒964を記録した。
開始約35分、アロンソがハード側のドライタイヤを装着してコースイン、第1セクターでは全体のベストタイムを記録し、第2セクターでも全体のベストタイム。そして、第3セクターでも全体のベストタイムを記録し、ラップタイムは1分56秒292でトップに浮上した。
これをきっかけに、多くのドライバーがドライタイヤでコースイン。開始約40分でシューマッハが1分52秒102を記録してトップになった。しかし、その直後には1分51秒967を記録したニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)がトップに浮上した。
開始約45分、ベッテルが1分51秒794を記録し、トップタイムを更新してガレージへ戻った。しかし、残り約40分で再びアロンソがトップに。アロンソは1分50秒461を記録している。だが、すぐにウェバーが1分50秒430を記録してトップになった。ここで雨が降り始め、各車ともピットへ。そして急激に雨脚が強まってしまった。
セッション終了直前には、再びコースインするクルマもいたが、この雨で路面がぬれてしまったため、誰もウェバーのタイムを上回ることはできなかった。結局、ウェバーがトップのままセッションが終了。小林可夢偉(ザウバー)は1分52秒780を記録して13番手になった。
・【結果】ベルギーGPフリー走行2回目、各ドライバーのタイム、タイム差など