HRTのリザーブドライバーであるナレイン・カーティケヤンが母国開催となるインドGPでのレース復帰を控え、日本GPと韓国GPでフリー走行に出走することになった。
3ヶ月前、レッドブルの育成ドライバーであるダニエル・リチャルドの起用と共にレースドライバーの座を失ったカーティケヤン。スポンサーの後押しで母国レースのみ復帰することが確実になっており、前戦のシンガポールGPではフリー走行に参加してマシンの感触を確かめていた。
今回HRTは、カーティケヤンが日本GPでも7日(木)の1回目フリー走行に出走することを発表し、シンガポールGP同様にビタントニオ・リウッツィのマシンに乗り、10月30日(日)に決勝を迎えるインドGPへ備えることを明かした。
カーティケヤンは『Times of India(タイムズ・オブ・インディア)』に対し、走るチャンスを得た喜びを次のように語っている。
「シンガポールGPのフリー走行ではリチャルドからわずか0.1秒遅れただけだった。しばらくマシンに乗っていないことを考えれば、期待以上の出来だよ。日本と韓国でも、インドでの復帰に備えてフリー走行に出るけれど、良いラップタイムを出せると思う」