ダン・ウェルドンが16日(日)に行われたインディカー最終戦で事故死して以来、モータースポーツにつきまとう危険性が大きな話題になっているが、2年連続でF1チャンピオンに輝いたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、リスクがあることを受け入れていると語った。
インディカーは、F1のようにドライバーやタイヤが屋根などで覆われていないフォーミュラカーで争われるレース。しかも、インディカーでのタイトル獲得経験もあるトップドライバーのウェルドンがレース中に亡くなったということもあり、F1界もウェルドンの事故には大きな衝撃を受けた。
そんな中、レッドブルの本拠地ミルトンキーンズで19日(水)に開催された、タイトル獲得に関する記者会見の席上、ベッテルがモータースポーツの危険性を受け入れているとして次のように語ったと『Guardian(ガーディアン)』が報じている。
「結局のところ、僕たちがやっていることは最も安全なことというわけじゃないんだ。だから、常にリスクはつきまとっている。でも、僕たちはそのことを受け入れる準備ができているんだ。レースが大好きで、モータースポーツに魅了されているからね。ただ、モータースポーツは危険なんだよ」
しかしベッテルは、安全性向上の努力を決して止めてはならないとも加えた。
「この数年間に僕たちも何度か大きなクラッシュに見舞われたけど、幸運なことに、ひどいケガやそれ以上に悪い結果にはならなかった。レース全体をより安全にする努力は、絶対にやめちゃいけないんだ」