フランス出身のGP2ドライバー、シャルル・ピックがヴァージンの2012年レースドライバーになるかもしれないと報じられている。
ベルギーの『De Morgen(デ・モルゲン)』紙は、F1の登竜門といわれているGP2を今シーズン4位で終えたピックのほうが来シーズンのスポンサー資金が多いとして、ジェローム・ダンブロシオ(ヴァージン)のレースシートの座が危ういと伝えた。
その一方で、ピックはトロ・ロッソとも11月にアブダビで行われる若手ドライバーテストへの参加について話合っていると、トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストが明らかにしている。
しかし、フランスのF1解説者ジャン・ルイ・モンセは『Auto Plus(オト・プリュス)』のコラムでピックと元F1ドライバーであるオリビエ・パニスとの親密な関係を挙げ、ピックがヴァージンのレースドライバー最有力候補だと述べている。
現在21歳のピックはフランスの大手メディア企業『ラガルデール』のマネジメントを通して自らの“相談役”と慕うパニスと共に仕事をしており、そのマネジメント側が日本GP中に鈴鹿へ行き、「とても重要な実務者レベルの訪問」をしたとモンセは明かした。そして、「ヴァージンはまもなくシャルル・ピックをレースドライバーとして迎えることを発表するのではないか」と述べた。