ロシア政府、F1開催を資金援助

2011年10月31日(月)

2014年のF1ロシアGP初開催に向けて、連邦政府が多額の資金援助に踏み切った。

『Ria Novosti(リア・ノボスチ)通信』が伝えるところによると、黒海沿いのリゾート地ソチに建設されるF1サーキットの建設費用は、約2億ドル(約151億6,000万円)に上るという。

ソチがあるクラスノダール地方のアレクサンダー・イワノフ副知事は、『Reuters(ロイター)通信』へ次のように話す。「このプロジェクトのために連邦政府は1億9,540万ドル(約148億円)の予算を計上した」

プロジェクト関係者によると、残りの数百万ドルはスポンサー資金や個人投資で補うという。

これと対照的に先週末のインドGPは、ジェイピーグループという民間の主催者が費用を負担。また、先日に2013年からのF1開催を発表したアメリカ・ニュージャージーでのレースも、州からの援助は受けないという。

ニュージャージーでのF1開催が始まると、来年からアメリカGPを開催するテキサスに加え、アメリカで2レースが開催されることに。ニュージャージーが州からの援助なしでF1を開催する一方、テキサスでは州からの助成を受けての開催となる。

ニュージャージーのレースプロモーター、リオ・ヒンドリーはテキサス州の地方紙『Austin American Statesman(オースティン・アメリカン・ステイツマン)』へ次のようにコメントした。「最初からスポーツ・イベントに政府の助成金は期待などしていない。援助が必要なら、そもそもこんなプロジェクトは行わないよ」

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