関口雄飛、追突されてGP3初テスト終了も「気持ちは死んでない」

2011年11月25日(金)

全日本F3王者で、急きょGP3テストへの初参加が決まった関口雄飛が、ほかのドライバーに追突されてわずか3周で初のGP3テスト最終日を終了。しかし、「気持ちは死んでいない」と力強く語った。

シーズン途中から参戦した全日本F3でタイトルを獲得し、開幕直前になってようやく参戦が決まったF3世界一決定戦のマカオGPで4位に入った関口。緊急参戦となったマカオGPで所属したミュッケ・モータースポーツに好印象を与え、同チームから今回のGP3テストへ参加することが急きょ決まっていた。

テスト初日は7番手で終え、「タイヤのおいしいとこ使えなくて出したタイムでトップと0.5秒。明日が楽しみ。明日は内容ではなく結果を!」と関口は自身のツイッターで語り、最終日となる2日目に期待を寄せていた。

しかしテスト2日目、関口は思わぬ形で走行を終えることになる。

「ストレートでアウトラップで出てきた車を抜こうとしたら自分の右リアと相手の左フロントがヒット。なんかその前から変にブロックしてくるから気を付けるべきだった」

「アームとリアウイングがとれてギアボックスまでいきました。最悪です。残念ですが今日は終了です。期待してくれていた皆さん申し訳ありません」

「何とも不甲斐(ふがい)ない結果に。ハッタリなしで今日はP1(1番手)。1000歩譲ってもP3(3番手)は余裕だった。3年ぶりのチャンスを活(い)かせず」と関口はツイッターに悔しさを吐露した。

今回関口がテストに参加したGP3は、F1直下のカテゴリーGP2の下に位置するカテゴリー。そして関口は28日(月)、GP2と並んでF1への登竜門と言われるフォーミュラ・ルノー3.5のテストに参加予定。そのため、関口はすでに次のテストを見据えている。

「頭では凄~く厳しい状況と理解しながらも、気持ちは死んでない。月曜日の120分に賭けるしかない」

なお、今回のGP3テストには、今季イギリスF3のルーキークラスに参戦していた桜井孝太郎も参加。ステイタスGPから参加した桜井は、25台が参加した最終日午後のテストを19番手で終えている。

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