ポール・ディ・レスタ「レッドブルに乗っていたらチャンピオンになっていた」

2011年12月13日(火)

フォース・インディアのポール・ディ・レスタが、もし今年レッドブルのクルマに乗っていたら今ごろは自分がチャンピオンになっていただろうと語っている。

フォース・インディアは今週中に来季のドライバー体制を発表する予定であると言われているが、今季そのフォース・インディアから印象的なF1デビューを果たしたスコットランド出身のディ・レスタは、2012年もフォース・インディアでレースができることを期待している。

ディ・レスタは、2006年にはユーロF3シリーズに参戦していたが、この年、当時のチームメートであった1歳年下のセバスチャン・ベッテル(現レッドブル)を抑えてシリーズ年間チャンピオンに輝いた実績を持っている(ベッテルはディ・レスタに次ぐ2位)。ディ・レスタは『La Gazzetta(ラ・ガゼッタ)』に当時のことに触れながら次のように語っている。

「僕たちは同じクルマ、同じエンジン、同じタイヤだった。そして僕は彼を打ち負かした」

「ベッテルが(今年)成し遂げたことをおとしめようなんて思っているわけじゃないけれど、でも、彼がチャンピオンになれたのは、最高のクルマを持っていたからなんだ。彼は自分の仕事を果たした。でも、他のドライバーが同じクルマに乗っていたら、多分同じ結果になったと思うよ。僕もいつか同じようなチャンスに恵まれることを期待している」

もちろん、ベッテルのチームメートであるマーク・ウェバー(レッドブル)は今年そのチャンスを有していたドライバーだった。

ウェバーは来季もレッドブルに残留することが確定しているが、先週『Daily Mail(デイリー・メール)』に、レッドブルのドライバー育成担当責任者やアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、ウェバーの契約期間を2012年以降も“もう少し長く”延長する決定をして欲しいと語っていた。

また、ウェバーの父親のアランがタスマニアの『The Mercury(マーキュリー)』に次のように語っている。

「去年チャンピオンになれなかったことで、マークは少し打ちのめされていたと思う」

一方、ベッテルはどうやらマクラーレンのライバルたちのほうが気になるようだ。ベッテルは『The Sun(サン)』に次のように話している。

「マクラーレンは今シーズン終盤とても強かった。来年はそんなに簡単にはいきそうにないね」

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