F1チームによって組織されているFOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)からヒスパニア・レーシング(HRT)が脱退したのは、HRTが昨年の会費を支払わなかったためだったようだ。
HRTのスポークスマンは先日、FOTAが「小規模チームよりも、大チームのための」組織になっているため、HRTがFOTA離脱を決めたとして、次のようにコメントしていた。
「(FOTAに)残らないほうが、私たちの利益になります」
しかし、FOTAの事務局長を務めるシモーネ・ペリロは『Reuters(ロイター)通信』に対し、昨年にHRTはFOTAの年会費10万ユーロ(約1,000万円)を支払っていないことを明かした。
「(HRTが)2010年のFOTA年会費支払いの義務を果たしていないことは事実だ」とペリロは話している。
また、今年はウィリアムズのアダム・パー会長が、マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュに代わってFOTAの会長に就任する可能性があるとされていた。しかし、FOTAの副会長であるフェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリとともに、ウィットマーシュはFOTAでの役職を維持するとみられている。