ペドロ・デ・ラ・ロサは今週、F1での将来が未定のまま故郷バルセロナに戻ってきた。
昨年にザウバーを離れたデ・ラ・ロサは、今シーズンからタイヤサプライヤーとなるピレリの主要テストドライバーを務めていた。
しかし、今週アブダビで行われた4日間に及ぶウェットタイヤのテストを終え、デ・ラ・ロサとピレリの契約は終了した。
デ・ラ・ロサはバルセロナのラジオ局『Rac1』に、「正直なところ、次に何が起こるかわからないんだ」と語り、次のように加えている。
「1月にピレリとの契約が満了する。1番にやらなきゃいけないことはF1でのシートを探すことだ」
このように語るデ・ラ・ロサは、ヒスパニア・レーシングのレースドライバーになるとの話があるものの、十分なスポンサーを獲得できていないとみられる。
F1のレースシートという現在の目標は、「とても難しい」ことであるとデ・ラ・ロサ本人も認めている。
デ・ラ・ロサは、「もしレースをしないとすれば、リザーブドライバーでも構わない」と語った。
マクラーレンのテストドライバーとして数年を過ごしたデ・ラ・ロサだが、現在はマクラーレンも含め、「どのチームとも接触していない」と主張する。
「僕のキャリアにとって重要なときだ」とデ・ラ・ロサは加え、ピレリが新たにF1との契約をスタートさせたばかりであることを考え、ピレリにとどまるという選択肢も否定していない。