カルン・チャンドックが、2011年はチーム・ロータスのリザーブドライバーになり、金曜のフリー走行に出る可能性があると示唆した。
チャンドックは昨年、ヒスパニア・レーシング(HRT)からF1デビューを果たしたものの、スポンサーによる持ち込み資金の問題が発生し、シーズン中にHRTでのシートを失っていた。
しかし、『PTI通信』に対してチャンドックは、チーム・ロータス加入の可能性を示唆した。
「アジアのドライバー、メカニック、エンジニア、そしてPRやマーケティングのスタッフを使ってチームを作るというアイデアが気に入った」
「トニー・フェルナンデス(チーム・ロータス/チーム代表)は懸命に取り組んでいるし、エアアジア(フェルナンデスが経営する航空会社)でも彼はそれを成し遂げた」
チーム・ロータスは、昨年のF1にロータス・レーシングとして初参戦したチーム。イギリスに本拠地があるものの、マレーシア資本のチームであり、チーム国籍はマレーシア。チーム設立当初は、いずれマレーシアにチーム本拠地を移すと語っていた。2011年のF1には、チーム・ロータスの名でエントリーしている。
チャンドックは、チーム・ロータスとの契約はまだ結ばれていないとしつつ、次のように加えた。
「実際に契約を手にするまで、最終決定ではない。結果が出るまで、2週間から3週間かかるだろうね。彼らは僕のほかにも、20人以上のドライバーと話をしているだろうから」
レースドライバーとしてF1に復帰することを目指しているチャンドックだが、1年限りの契約ではなく、複数年の契約を結びたいとも話している。
「2、3年という中期的なかかわりをしていきたい。パートナーシップを強めることや、一緒に成長することもできるからね。僕が求めているのは、安定なんだ」
「走るのが金曜だけだとしても、学ぶものはあるよ」