ミハエル・シューマッハ完全復活はないと元F1王者

2011年01月25日(火)

現役に復帰した2010年は苦戦が続いたミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)。2011年には昔のような強さを見せることが期待されるが、シューマッハの完全復活はないと元F1王者が語った。

こう語ったのは、F1で4度チャンピオンになったドライバーであるアラン・プロストだ。プロストには、若かりしころのシューマッハと戦った経験もある。

シューマッハは現役復帰の際、タイトル獲得が目標だと語っていたものの、プロストはこれを「非現実的」だと一蹴。また、不調の理由についてシューマッハは、ブリヂストンタイヤの特性が合わなかったと語っていた。しかしこれについてプロストは、タイヤの問題は単なる「言い訳だ」と断じ、「年齢」が一番の問題だったと語っている。

さらにプロストは、最近に受けた『Le Matin Dimanche(ル・マタン・ディマンシュ)』のインタビューで、次のようにコメントした。

「復帰するという彼の決断は、個人的なものであるし、私はそれを尊重する」

「(しかし)あの年になってから昔のように復活することは、不可能だと思う。私が間違っていることを彼が証明してくれるよう願うよ」

F1でのレースが恋しくなることはないと語るプロストだが、「現代のクルマで数周走ってみたい」という気持ちはあるようだ。

「技術の進歩を確認するためだけだ。昔から技術の進歩には心を奪われているのでね」とプロストは加えた。

この記事をシェアする

【関連記事】

2011年 F1ニュース一覧 rss

2011年F1ドライバー

2011年F1チーム

世界選手権

フォーミュラカー

市販車ベース