インドGPの責任者を務めていたマーク・ヒューズがその任務を降りたことを、プロモーターが認めた。
かつて、バーレーンでのF1レースにかかわっていたヒューズは、インドGPのプロモーターであるジェイピー・グループでF1プロジェクトの責任者になっていた。インドGPは、デリー市近郊に建設中のサーキットで2010年から開催される予定で、10年間の開催契約を結んでいる。
『AFP通信』によると、ヒューズは先月、「個人的な理由」から辞職したようだ。
ジェイピーのスポークスマンは、マレーシアでF1レースの主催者として働いた経験を持つアズハル・ガジリがヒューズの後任になっていると語った。
さらにスポークスマンは、「ガジリ氏には優れた能力があり、ヒューズ氏がいたころよりも成果を上げている」と加えた。
ヒューズは現在、ヤス・マリーナでアブダビGPのオーガナイザーとして仕事をしていると語り、「ジェイピーとはまだ密接な関係にある」として、「来るインドGPについて彼らに助言を与えている」とも話していた。
ジェイピーのスポークスマンは、F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)が「7月か8月に」新サーキットを承認することを期待していると語った。