2010年は最終戦までドライバーズ選手権を争ったものの、結局はタイトルを獲得できなかったフェラーリ。今年は「もちろん勝利が目標だ」という。
タイトル奪取に向け、どのチームよりも早く2011年型車の発表を行い、新車F150を披露したフェラーリ。今年は勝つことが目標になるか質問されると、チーム代表のステファノ・ドメニカリは次のように答えた。
「答えは非常にシンプルだ。もちろんそれが目標だよ」
2009年から2010年にかけて、レッドブルが他チームを圧倒する速さを見せていたが、ドメニカリはレッドブルのみがライバルではないと語っている。
「どのチームも考慮に入れておく必要があると思う。レッドブルやメルセデスGP、マクラーレンといった大規模なチームは、非常に強いだろう。また、ほかにも非常に危険なチームはいくつかある」
「それに、偉大なドライバーたちがいることも忘れてはいけない。ワールドチャンピオンが多く参戦するからね。とても激しいシーズンになるはずだ」
2010年はレッドブルが圧倒的な速さを見せた一方で、クラッシュやトラブルなどによるポイントの取りこぼしも多く、結果としてはチャンピオンが最終戦で決まる接戦のシーズンになっていた。しかし、2011年は昨年以上に白熱したシーズンになるとして、ドメニカリはこう加えた。
「去年のように、非常に接戦なシーズンになる。多くのチームに勝つチャンスがあるだろう。去年よりも競争は激しくなり、動きの多いシーズンになる」
また、今年勝つことを義務だと感じているか質問されると、ドメニカリは「義務などではないが、目標ではある。私個人の、そしてチーム全体の目標だ」と答えた。