昨年は最終戦までタイトルを争いながらも、シーズン終盤に失速してタイトルを逃したマーク・ウェバー(レッドブル)。しかし、その悔しさによってさらにハングリーになったと語っている。
「2010年は僕にとってF1で最高の1年だった。いろいろな目標を達成できたしね。タイトルを取れなかったのは残念だったけど、最後の最後までタイトルを争うというのは、とても価値のあるものだよ。最終的には予選でタイトルを失ったんだと思う。だから今シーズンは、絶対に予選を改善させる」とウェバーは語り、さらに続けた。
「それでも、去年の僕たちがうまくやったものは多いし、すべてを変えなきゃいけないと色めきたつ必要なんてない。欠けていたちょっとしたものを変えて、そういったものをうまくいったものと同じようにできれば、僕たちに流れはくると思うよ」
「新車を手にしたとき、どうなるのかというちょっとした緊張感が生まれる。ここ数年のF1では、毎年のように大きなルール変更があって、僕たちはチームとしてそれを乗り越える必要があったからね」
「僕たちには、そういったことにF1の誰よりもうまく対応できるエイドリアン・ニューイ(チーフテクニカルオフィサー)という人材がついている。彼は、新ルールを解釈することに素晴らしい才能を発揮するし、誰よりもエイドリアンを自分たちの味方につけておきたいね」
「去年が僕にとって過去最高のシーズンになったことで、よりハングリーになった。去年は最後の最後で負けることになったから、今年のパッケージもいいものであって、またタイトルを狙うチャンスがくれば、全力でタイトルをつかみ取りに行くよ」