ロータス・ルノーGP、タバコ広告禁止法違反との報道に反論

2011年02月02日(水)

ロータス・ルノーGPは、新車のカラーリングがタバコ広告を禁止する法律に違反すれすれだとの報道に反論した。

新車R31のブラックとゴールドのカラーリングは、かつての名門チーム・ロータスの1970年代、そして1980年代のカラーリングを復活させたもの。当時のチーム・ロータスは、タバコ会社であるインペリアルタバコをスポンサーにしており、同社のブランドであるジョン・プレイヤー・スペシャルのカラーがブラックとゴールドであった。

カナダの保健部門の広報は先月、F1サーカスがカナダGPの舞台モントリオールに到着した際には、ロータス・ルノーGPのカラーリングがタバコ広告に関する連邦法に違反していないか調査官が調査すると語っていた。

そしてインペリアルタバコの広報担当者は、「タバコパッケージに類似点があるものを出せば、完全に法律違反だ」と述べている。

しかし、ロータス・ルノーGPのチームオーナーであるジェラルド・ロペスは、ブラックとゴールドのカラーリングはタバコとは何のかかわりもないと反論した。

ロペスは『The Independent(インディペンデント)』紙へ、「第一にわれわれは、タバコ企業とは何の関係も持っていない」と語り、次のように加えた。

「たとえもし関係があったとしても、ほかにタバコ企業と非常に類似したカラーリングをもつチームがあるじゃないか」と加えたロペス。マールボロの支援を受けているフェラーリを名指ししていたのは明らかだ。

「誰かのブランドを紹介することには、まったく興味がない。もし何か問題があると言うのなら、本質的に彼らは、問題がないという問題を抱えているんだ」

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