セバスチャン・ベッテルはいずれフェラーリに乗るとF1界のボス

2011年02月03日(木)

F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、新ワールドチャンピオンとなったセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がフェラーリに加入すると予測して、ベッテルの将来にかんする憶測を再燃させた。

エクレストンがベッテルと親しいことは有名だ。そのベッテルは1日(火)、テストが行われているバレンシアで、自らのレッドブルとの契約やフェラーリとメルセデスGPにかかわるうわさを消すため、懸命になっていた。

エクレストンはイタリアの『La Repubblica(レプブリカ)』に、「ああ、セバスチャンはいつの日か、フェラーリで走るだろう」と語っている。

エクレストンは、自身の予測がただ単にイタリアのファンへ向けてのアピールだということは否定した。

エクレストンは次のように主張する。「いや、私はそうは思わない。フェラーリは本当に何か特別なんだよ。最高峰の最も大きな劇場で歌うことを望むオペラ歌手のようなものなんだ」

そんな中、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは1日、レッドブルとベッテルが「今後数年」一緒に働くことを望んでいるが、ベッテルはそれほど先のことまでは望んでいないと話していた。

ホーナーはメディアに対して、「5年や10年先の自分がどこにいるかなんて質問されても、みんな難しい質問だと思うだろ?」とコメントしている。

もし今シーズン、レッドブルがトップ3に入らなければ、ベッテルはほかのチームへの移籍が自由になるとの報道もある。

ホーナーはこういった報道を認めはしなかったが、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が今週ドイツ紙に、メルセデスGPはベッテルにアプローチするべきだと語っていた。

メルセデスのモータースポーツ責任者であるノルベルト・ハウグも、「断固として交渉などない。だが数年後に何が起こるかわからないだろ。誰にだってわからないよ」と主張している。

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