フェラーリのフェルナンド・アロンソが、タイトル争いを大きくリードするレッドブルのセバスチャン・ベッテルに対し、今季の残りのレースは一段と「難しい」ものになると考えたほうがいいと警告している。
先週モンツァで行われたイタリアGPで勝利をおさめたベッテルはレース後、アロンソが序盤のリードを守るために、「激しく、しかしフェアに」戦ったと述べた。
そしてそのアロンソは、すでにベッテルとタイトルを争うチャンスはないとあきらめてはいるものの、ベッテルに対して残りの6レースはより厳しいものになると思っていたほうがいいと警告している。
イタリアGPで選手権2位に浮上したものの、ベッテルに112ポイントの差をつけられたアロンソは、次のように話した。
「そう、僕らはセバスチャン(ベッテル)と争うことで失うものは何もないからね」
「彼(ベッテル)はチャンピオン争いで100点くらいリードしていると思うけど、だからもし(レースで)彼から順位を守らなくてはならないときには、少しばかり厳しくしなくてはならないだろうね」
そのアロンソだが、2週間後のシンガポールGPでは、ベッテルに挑むことができるかもしれないと考えている。2008年と2010年にこれまで2度の勝利をおさめたアロンソにとって、シンガポールは相性のいいサーキット。そのシンガポールについてアロンソは、次のように語っている。
「残りのレースの中では、多分シンガポールが僕らのクルマの特性にもっとも適していると思うよ」