セバスチャン・ベッテル、新記録樹立間近も「セナが最高なドライバー」

2011年09月14日(水)

レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、ほぼ20年ぶりにF1の記録を塗り替えようとしている。

1992年、当時ウィリアムズから出走していたナイジェル・マンセルは14回ものポールポジションを獲得した。これが現時点での1シーズンにおける最多ポールポジション獲得記録となっているが、ベッテルは今季、6レースを残した段階ですでに10回ポールポジションを獲得しており、今シーズンにこの記録を塗り替えるのではないかと目されている。

しかしベッテルは、もしマンセルの持つ記録を破ったとしても、自分が必ずしもF1史上最高のクオリファイヤー(予選で速さを見せるドライバー)ではないと考えているようだ。

「(記録保持者だと言われるのは)うれしいと思うけど、でも最も印象的なドライバーは、今までも、これからも、アイルトン・セナだね」

「セナが1年の間に、そして3年か4年にわたって連続で獲得したポールポジションの数は、それこそまさにベンチマーク(指標となるもの)だよ」

さらに、ブラジルの『Globo Esporte(グローボ・エスポルチ)』の分析によれば、ポールポジション獲得に加え、ベッテルはF1史上最高のポイント獲得率記録を更新する可能性が高い。

今季ここまでに、ベッテルは1シーズン中に獲得可能なポイントの実に87パーセントにあたるポイントを獲得している。ちなみに、これまでの記録は2002年にミハエル・シューマッハ(当時フェラーリ)が記録した84.71パーセントだ。

この記事をシェアする

【関連記事】

2011年 F1ニュース一覧 rss

2011年F1ドライバー

2011年F1チーム

世界選手権

フォーミュラカー

市販車ベース